コンクリートポンプ車の活躍する建設現場や利用方法

一般的な住宅で、土間打ちやカーポートの地面などをコンクリートで施工するような場面では、普通のミキサーから配管を通して流し込むことができ、配管車であっても広い面積のコンクリートを施工することもできます。しかし、ある程度の高さを持ったアパートやマンション、ビルや各種施設などを建設するような場面では、高所に型枠を作ってコンクリートを流し込む作業が必要とされています。当然ながらミキサー車の場合ではコンクリートを輸送するだけの車両として扱われており、配管車の場合でも高所作業には向いていない傾向にあります。このような場面で活躍できる車両が存在していて、一般的にコンクリートポンプ車と呼ばれているものが該当しています。

コンクリートポンプ車にはブームと呼ばれている配管の部分が設置されていて、車両の規模によってブームの数が異なることがあります。例えば比較的低い位置でも済ませられるタイプの場合では3段ブームで11メートルまで届くようなコンクリートポンプ車も存在していて、逆に高層階の場合では5段ブームで50メートルを超える位置までコンクリートを送り込むことができるものまで存在しています。建設機械は非常に範囲の広いものが用意されていて、それぞれの役割分担を持っていることになりますが、コンクリートを高い位置に送り込む手段としては、唯一コンクリートポンプ車が活躍することになります。高層ビルなどを建設するような現場では欠かせないものとして使われていますが、利用方法に関しては新車を購入する方法の他に、中古として購入する方法、レンタルとして借りる方法まであり、都合に合わせた利用を行えます。