ラッピング車両とはどのようなものか?

街中で普通の塗装とは違うデザインのバスや電車などを見たことはありませんか。あのような車をラッピング車両と呼び、あらかじめ広告を印刷したフィルムを車体に貼り付けることで、容易に外観を変えることができます。ペインティングの場合は塗装等を剥がす際に非常に手間がかかったりお金がかかったりしますが、ラッピング車両の場合はそのような費用も安く済ませることができます。ラッピング車両が世の中に認識されるようになったのは、2000年4月に当時の東京都知事である石原慎太郎都知事が、東京都交通局の路線バスにラッピングを施したことがきっかけだと言われています。

日本ではこれがきっかけで普及するようになりましたが、世界的に見るともっと早くから使用されていて、日本に限っても地方の路線バス等でもこれを採用してところもありましたが一般的にはあまり浸透しませんでした。このようなラッピング車両にはメリットも多いですが、デメリットも存在します。そのデメリットというのは地域によって屋外広告の規制がされているところがあり、そのようなところでは使用することができません。例えば、京都市内などでは、街の景観を損ねるという理由から広告などを多く載せているバスの走行を禁止しています。

そのほかにも鎌倉の江ノ電では条例の変更がなされて以降、全面広告をまとった電車の走行は禁止されました。景観を重視している地域での使用は非常に厳しいようで、それ以外の地域では特にデメリットはないようです。

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